糖尿病内科

●当科では糖尿病の診察を行っています。

糖尿病はとても身近な病気です。
糖尿病は症状がないのに全身の血管が傷つき、網膜症、腎症、神経症といった生活の質を落す合併症や、心筋梗塞、脳卒中など、命に関わる病気を誘発する怖い病気です。

「血糖値スパイク」という現象を新聞やテレビでご覧になったことがあると思いますが、糖尿病や糖尿病予備軍(糖尿病の一歩手前)の方は、食事をすると、その後に血糖値が急激に上がるのが特徴です。これは「血糖値スパイク(食後高血糖)」と呼ばれていて、血管が傷つく原因の一つと考えられています。

糖尿病治療や血糖値スパイクを予防する方法としては、食事・運動・薬物療法があります。その中でも、特に食事は毎日のことでもあり、生きていく上での楽しみでもありますから、上手に食べることが大事です。当院では、管理栄養士が医師と連携して、懇切丁寧にどのような食事が血糖値スパイクを起こさないかご説明させて頂いておりますので、どうぞご遠慮なくご相談ください。

糖尿病になられた方も、糖尿病になるのが心配な方も、まずは気軽にご相談ください。当院は、東葛クリニック病院(本院)との連携によって、約1時間半で血液検査の結果が出るように体制が整備されています。また当院では、腹部超音波検査も行っており、糖尿病でよく見られる腹部の病気のスクリーニング検査もできるようになっています。

中には残念ながら、食事療法だけでは血糖値がなかなか改善されない方もいらっしゃいます。その場合には、最新の糖尿病治療薬や治療方法を使って血糖値を適切にコントロールしていきます。

糖尿病は、軽く見てはいけない重大な病気ではありますが、治療方法によっては大きく改善することが期待できる治癒可能な病気でもあります。楽観は禁物ですが、いたずらに悲観することもありません。合併症を引き起こさないことを目指して、ぜひ一緒に治療をしていきましょう。