心療内科

●原因を突き止められない心身の不調はまず心療内科へ
最近は社会や家庭でのストレスの増加に伴って、心療内科や精神科、神経科等を受診する方が増えています。また、マスコミでもうつやパニック障害などに関する記事が多く取り上げられ、ある意味、患者さんの数を増やしているともいえます。

ストレスによるさまざまな症状や精神的な苦しみが、はたして病気によるものなのか、性格によるものなのか、あるいは環境によるものなのかは、明確に分けることは困難だと思われます。心療内科が他の多くの診療科と異なる点、そして分かりにくい点は、実はそんなところにあるものと思われます。

いずれにしろ、精神的な症状、あるいは身体的な症状を訴え、他の科では原因を突き止められない、あるいは治療ができない場合は、とりあえず心療内科を受診されることも一つの選択かと思います。もちろん、診察後、より適切な診療科への受診をおすすめする場合もあります。治療困難な症状もあるかもしれません。それでも、少しでも患者さんのお役に立つ診察ができればと考えています。

●診療内容
身体的症状(腹痛、背部痛、吐き気、頭痛、めまい、下痢、頻尿など)があり、その原因がストレスによると考えられるもの。

不眠、食欲不振、気力の低下、社会生活からの引き籠り(出社拒否、登校拒否、家事ができないなど) などのうつ的傾向。その他、どこを受診してよいか分からない症状など。

以上に対して、必要に応じて面接や投薬を併用して治療を行います。
※ご注意/当院では心療内科の「入院治療」は行っておりません。
 また、中学生以下の年齢の方の診察は受け付けておりません。

●診療方針
どの診療科にも共通していることと思いますが、医師と患者さんの良好な関係が治療にとってとても重要となります。私たち医師は、患者さんの立場をよく理解し、良い関係を保ちながら治療を行うように努力すべきだと考えています。それでも、両者の関係がうまくいかない場合もあります。そんなときは遠慮せずに転医、あるいはセカンドオピニオンを積極的に求めていってください。